幸せの贈り方

2018年3月30日|子どもの成長

小学校の文集に寄せた原稿を紹介します。文集は、毎年3月に、保護者とお世話になった地域の方々に配布されます。少し書き加えた部分もありますが、以下、原稿。

娘の入学説明会のために、二人だけで仁尾町曽保に訪れたのが二年前。

新居にはまだストーブと寝袋しか無く、ザッパァー、ザッパァーという激しい波音で、最初の夜はなかなか寝付けなかった。「東京から三豊に来ると決めて本当に良かったのだろうか」と、はじめの頃は多少の不安を抱えていた。

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子どもたちは、この二年間で、東京にいたらできなかった多くの体験をした。

曽保の小学生には外遊びできる環境が豊富にあり、遊ぶことに忙しい。自由に使える運動場の他、庭、畑、浜辺、海、近所の道ばた、、。

東京では遊びを探すことに苦労した。平日は児童館の学童保育と保育園だったので、週末になる毎に、インターネットで子供が遊べる場所を探していた。

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小さなことにも喜びを感じる感性は子供の頃に育むもので、大人になってから子供と同じように喜ぶのは難しい。この感性が幸せを感じるチカラだと思う。幸せを感じることができないと、幸せにはなれない。

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食事で身体に栄養を蓄えるように、曽保の山や海で友達と遊んだ記憶は、思い出として心に蓄積される。心を成長させてくれる。それこそが、僕たちが移住で子どもたちに贈りたかったものだった。

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社会人になったら、知識や教養よりコミュニケーション力が大事というのが最近よく言われていることである。コミュニケーション力というのは、心のチカラだと思う。自分のコントロールがうまいから周りの人ともうまくやれる。

これからも子どもたちには、曽保でたくさんの思い出をつくってから、大人になってほしい。大人になったら、側で助けてあげることはできないから、これが、僕たちが、子どもたちに幸せを贈る方法。

(佐助チョップ)

 
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