山梨県 道志村に住んでいたかも

2017年11月23日|移住(Shoe)

会社を立ち上げる前、フリーのWEBデザイナーとして活動している期間が2年弱あった。当時、その環境に導いてくれた恩師とはその後も仕事を一緒にする機会があり、この年もたまたま新年会を兼ねて会うことにしていた。

高島市や淡路島に行ったときのことを話をすると、
「実は、自分も山梨県の道志村という所でパン屋をやりながら今の仕事もやろうと考えていたことがあって、不動産の契約も寸前までいったことがあった。道志村なら東京からも近いから打ち合わせ程度なら通うこともできると思って。」
という話を聞いた。

それまで、そんな発想をもって田舎を考えたことが無かったので、ビビっときた。
「道志村!」
「東京の近くにそんなところがあるのか、それだったら、僕の仕事も続けながら田舎にも住めるのではないか!」
「これこそが、家族の願いを全て叶えることができるプランだ!」

と思い立ち、早速その週末に道志村に足を運んだ。

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森の中に川と並行して国道がある道志村は関東のキャンプ地として有名。名産物はクレソンと少しビミョーではあるけれど、都心から程よく離れた田舎でした。

キャンプに来ているのでも観光に来ているのでもないので、やることはひとつ。
恩師がお世話になった不動産屋にその場で連絡。不動産を紹介してもらえることになりました。

3件の物件を紹介してもらう予定で、最初の2件は、イマイチ。
しかし、3つめに見せてもらった物件はかなり当りで、敷地も広いし、大工さんの住まいだったということで、造りもしっかりしていた。
「いや〜もうここに決めちゃおう」

少し考えますとは言ったけど、そのとき気持ちは「もうここしか無い」と思っていた。

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本当にそこに決めてしまいそうだったのだけど、ちょっと考えた。
「物件は素晴らしいけど、本当に道志村で良いのか?」
「確かに働き場所としては東京まで通勤する人もいるくらいな距離にある。」
「でも、山間部のため日照時間は短い。国道の周りしか住める場所が無いような。」「高島市より確かに田舎ではあるけれど、田舎に求めていたものは何だろう。」

ここから「理想の田舎」を求めはじめることになる。この後、いろいろ他の候補地を探しているときもここの物件のことは長い間心に残っていた。

道志村に行ったことで、移住計画が本格的に動き出した。
「本当に住みたい田舎ってあるのかな?」
「もし、本当にそんな場所を見つけることが出来たら住んでも良いかも」
そういう考えに変わったのは、この日でした。