その年の夏、高島市へ行く日がやってきました。
天気は…台風です(>_<)
東京からレンタカーを借りて移動中。琵琶湖の東側を北上している時に激しい雨に襲われ、数メートル先が見えない。すっかり暗くなったころ、ようやく宿泊施設にたどり着いたのでした。
古民家を改修したという建物はそれは立派なもので、これを基準に古民家改修を考えてたら高い目標に絶望するレベル。土間に床暖房とか入ってます。
建物の中も良いのだけど、この庭が素敵だった。
市街地というのか買い物ができそうなエリアまで車で15分ほどの距離。林道を5分ほど上ってこの施設にたどりつく。近所で野ウサギを見かけるほど素敵な場所。
結構北のほうで日本海側に近いエリアということもあって冬はがっつり雪がふるそうですが、夏は涼しくてすごしやすかった。
薪割りとかしたことなかったので、体験してみたり、害獣となってしまった鹿肉を食べてみたり、棚田をみようとして、田舎道に迷ってみたり。琵琶湖で子供達が戯れたり、キャンプとはまた違う楽しさ。
高島市はいろいろ充実していてとても良いところでした。
僕が想像していた田舎って映画『WOOD JOB!』に出てくるような田舎を想像していたこともあって、「あれ?結構都会だぞ」って、思っちゃいました。
僕が生まれ育った愛知県春日井市の家の周りには田んぼがたくさんあった。舗装していない道も結構たくさんあったと思う。
「その風景とそんなに変わらないぞ。ここで新しい体験が得られるのだろうか?」
40年前と比べるのは少し違うのかもしれないけど、自分がイメージしている田舎って、ド田舎なんだと再認識。
そして田舎に行くのも過去の体験を懐かしんだり、都会から逃げるようにするのではなく、新しい体験や知識、その場所でしかできないことを得るために移住しないと後悔するだろうなって思った。